メモリ不足の指針

OSのメモリが足りるかどうか判断するのに、空きメモリ(freemem)を確認するのは非常に有効な手段だ。しかし、他にも「OSがメモリを探している」動作を確認するすべはある。それがpgscanを確認する方法だ。pgscanとはOSが空きメモリを探している(走査している)回数を示す値だ。

# sar -g
SunOS venus 5.8 Generic sun4u 09/07/99

00:00:00 pgout/s ppgout/s pgfree/s pgscan/s %ufs_ipf
01:00:00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
02:00:02 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
03:00:00 0.00 0.01 0.01 0.00 0.00
04:00:00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
05:00:01 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
06:00:00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00

Average 0.01 0.12 0.21 0.66 0.00

1秒間に何回の走査をしたか、という値だ。およそ、秒間5回以上行っているようであれば不足していると判断して問題ない。freememが無いけれど、pgscanも発生していなければ、メモリはちょうど足りているとも考えられる。